自慰をした後、一段落した森川由美は、鏡に向ってもう一度呟いた。
「鏡よ、鏡よ、鏡さん、この世で一番きれいなのは誰」
暫くして鏡が答える。
「もちろん、あなたです」
由美はこの言葉に満足しながらも、
「鏡さん、だったらこの私の現在の生活の悲惨さは何」
ともう一度鏡に問いかけるのだった。
「努力をしないからよ」
鏡がこう答えた。
由美はつばをゴクリと飲み込んだ。
「そうねえ、私は過去の栄光ばかり思い出して最近生きているわね。努力をしないと」
由美はビールを飲んで、
「よし今から人生を積極的に生きるぞ」
と誓うのだった。
2013年3月24日日曜日
2013年3月21日木曜日
問題小説:鏡よ、この世で一番きれいな人は誰P6
森川由美は自分の指で自分の敏感な部分を慰めて激しく燃え上がっていた。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」
身をよじらせて悶えている。
「はやく、はやく、はやく・・・・・・」
由美は恥も外聞もなくわめいている。
「だれか、だれか、はやく、はやく」
自分の盛り上がりに合わせて男性を呼ぶが、一人ぼっちの部屋に男性がくるはずもない。
由美はベッドの小物入れからバイブを取り出して敏感な部分に当てがった。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あああああ、あああああ、あああああ」
由美は部屋が共鳴するするくらいの喘ぎ声を出し始めた。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」
身をよじらせて悶えている。
「はやく、はやく、はやく・・・・・・」
由美は恥も外聞もなくわめいている。
「だれか、だれか、はやく、はやく」
自分の盛り上がりに合わせて男性を呼ぶが、一人ぼっちの部屋に男性がくるはずもない。
由美はベッドの小物入れからバイブを取り出して敏感な部分に当てがった。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あああああ、あああああ、あああああ」
由美は部屋が共鳴するするくらいの喘ぎ声を出し始めた。
2013年3月10日日曜日
問題小説:鏡よ、この世で一番きれいな人は誰 P5
森川由美は気がついたら全裸でベッドに横たわっていて、敏感な部分を自分の指で慰めていた。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」
かつて自分と関係のあった男性との情事を思い出しながら指を動かしている。
「あー、だれか私を慰めて」
由美は思いっきり叫んだ。
だが締め切った密室で誰もくるはずもない。ウオッカを飲んだ由美はやたらに体が燃えてきた。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、体が燃える」
涙をこぼして由美は喘いだ。
「はやく、はやく、はやく来て。あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、」
身をよじって由美は悶えている。
六十歳とはいえ、欲望は若い頃と何ら変わらない。
いや、逆に若い頃にはなかった、
「激しい欲望」
「恋へのあこがれ」
これがあるのだ。
「あああああああ、あああああああ、ああああああ」
由美は自分の指で盛り上がって行く。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」
かつて自分と関係のあった男性との情事を思い出しながら指を動かしている。
「あー、だれか私を慰めて」
由美は思いっきり叫んだ。
だが締め切った密室で誰もくるはずもない。ウオッカを飲んだ由美はやたらに体が燃えてきた。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、体が燃える」
涙をこぼして由美は喘いだ。
「はやく、はやく、はやく来て。あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、」
身をよじって由美は悶えている。
六十歳とはいえ、欲望は若い頃と何ら変わらない。
いや、逆に若い頃にはなかった、
「激しい欲望」
「恋へのあこがれ」
これがあるのだ。
「あああああああ、あああああああ、ああああああ」
由美は自分の指で盛り上がって行く。
2013年3月5日火曜日
問題小説:鏡よ、この世で一番きれいな人は誰 P4
森川由美は下板橋の居酒屋から帰ってひと風呂浴びて今の大鏡の前に立った。
「鏡よ、鏡よ、鏡さん、この世で一番きれいな人(女性)は誰」
こう問いかけると、
「それはもちろん森川由美さん、貴女です」
と答えが返って来た。
「ありがとう」
由美は鏡にお礼を言ってベッドの中に入った。
目をつぶって一時間じっとしていたが由美は寝れない。
「ああ、体が火照る。だれか私を慰めて」
半泣きでこう呟くが、どうすることも出来ない。
「もう十年以上男性との愛の交渉は無い」
由美は我が身を嘆いた。
「なんで・・・・・・」
自分に問いかけるが答えは出ない。
気がついたら自分で自分の敏感な部分を慰めていた。
「鏡よ、鏡よ、鏡さん、この世で一番きれいな人(女性)は誰」
こう問いかけると、
「それはもちろん森川由美さん、貴女です」
と答えが返って来た。
「ありがとう」
由美は鏡にお礼を言ってベッドの中に入った。
目をつぶって一時間じっとしていたが由美は寝れない。
「ああ、体が火照る。だれか私を慰めて」
半泣きでこう呟くが、どうすることも出来ない。
「もう十年以上男性との愛の交渉は無い」
由美は我が身を嘆いた。
「なんで・・・・・・」
自分に問いかけるが答えは出ない。
気がついたら自分で自分の敏感な部分を慰めていた。
2013年3月4日月曜日
問題小説:鏡よこの世で一番きれいな人は誰P3
最近の森川由美は板橋の製本工場でアルバイトをして下板橋駅近くの居酒屋で食事兼晩酌をするのが日課となっていた。
由美を見ると、
「あ、背の高いおばさんが来た」
と常連の男性が声をかける。
「おばさん、この席が空いてるよ」
と言ってくれるのだ。
由美は、
「アリガト」
こう言って腰をかける。
だれも由美がかつて世界を又にかけたトップモデル、
「森川由美」
だとは気がつかない。
由美はすっかり下板橋のおばさんになっている。
由美を見ると、
「あ、背の高いおばさんが来た」
と常連の男性が声をかける。
「おばさん、この席が空いてるよ」
と言ってくれるのだ。
由美は、
「アリガト」
こう言って腰をかける。
だれも由美がかつて世界を又にかけたトップモデル、
「森川由美」
だとは気がつかない。
由美はすっかり下板橋のおばさんになっている。
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